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ベトナムの旧正月は先祖と共にある

コラム

2月1日、旧暦のお正月を迎えました。
旧暦を使っている国は中国だけでなく、ベトナムお同じで、この正月のことをTet(テト)と呼びます。

ベトナム南部の人たちにとってのTetは先祖と共にある日、というのは皆さんご存じないかと思います。
今回はそんなベトナムの古き良き風習をお伝えします。

旧暦の12月になるとお墓参りに行きます。
村の墓地に村民全員のお墓があるため、家族でお墓の手入れをするのはもちろんですが、手入れされていないお墓が墓地内にあれば、みんなで協力して草むしりをしたり、線香をあげたりします。
お墓をきれいにして、Tetを迎えるのです。

中国から入ってきた儒教が国民の感覚の中にしっかりと残されているので、親孝行、祖霊崇拝という考えが日本と同じようにあるのです。

先祖がいて自分がいる。
家族の伝統を思い出し、子供にその伝統を伝える。

まさに日本と同じ感覚ですね。
そしてTetはそんな先祖とつながる大切な行事。
この1年でできなかったこと、悲しかったこと、うれしかったこと。
そして新年の計画を先祖に伝え、また1年頑張るのです。

ベトナムではTetを楽しむことを、“Tetを食べる”という言い方をします。
新年の3日間は、徹底的に美味しいものを食べます。
そして当然、先祖にも食べものや果物をお供えします。いつも以上の量で。


自分たちもおいしくTetを楽しみながら、先祖もおなかいっぱいになってもらおうということ。先祖と共に生きるという感覚が日本と同じベトナムは今まさにTetまっさかり。

新年はコロナの影響も終わり、また経済が一気に動き出す元気なベトナムの姿を見たいと思います。
先祖、故人を大切にするのはどこの国でも同じ。

みなさんはお墓参りにちゃんと行けているでしょうか?

お墓が遠くてなかなか行けないという方も多いのではないかと思います。

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