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お通夜で本当にあった不思議な出来事。 参加したかったのか??

コラム

私が中学生の時に体験した、お通夜であった不思議なことをお話したいと思います。
あ、決して怖い話ではありませんので、ホラー嫌いの方もご安心ください。

私の父は魚市場の競り人をしていたのですが、父の荷主で千葉県勝浦市にいた方がいます。
私は0歳の頃から毎年1〜2回は遊びにいっていました。

民宿もやられていたので走り回ってもOK。
そしてその家のお父さんもお母さんも子供が大好きだったので、何をしてもニコニコ笑ってくれていました。

血はつながっていませんが、“おとっつぁん”、“あーやん”と私も呼んでいて、自分のおじいちゃん、おばあちゃんのように思っていました。

おとっつぁんはパチンコが大好きな人で、幼稚園のころの私を膝の上に置いてパチンコを打っていましたが、あれって法律的にはどうなのでしょうね?
さすがにもう時効ではありますが。

そんなおとっつぁんは麻雀も大好き。
民宿の大きな家だったこともあり、近所の方、親族がいつも集まる家だったのですが、人が集まればおじさん達は麻雀をしていました。

そこから時が流れて、私が中学の頃、大好きだったおとっつぁんが亡くなりました。
勝浦の葬列は見事で、ふんどし姿の男性達が棺を担いで移動していたのを覚えています。

そして、問題のお通夜。
おとっつぁんがかなりの高齢だったこともあり、比較的穏やかな雰囲気のお通夜となったのですが、いつものメンバーが集まってしまったのです。
メンバー、いえ、メンツという言い方がよいのでしょうか?
そう、あの麻雀仲間たちです。 お通夜の日、夜中から始まった徹夜の麻雀大会。

なんと棺の前で。
麻雀をしながら、おとっつぁんの話で盛り上がる面々。

その時突然、

   ガタン!

という音がして全員が背筋を凍らせました。

なんと、遺影がテーブルに向かって落ちてきたのです。
地震があったわけでも、誰かがぶつかったわけでもないですし、落ちるような場所には置かれていなかったはず。

   参加したかったんだろうな。

という一言で麻雀を再開。 おとっつぁんの遺影は息子の横に置かれました。
息子の打ち方を見ておとっつぁんが何を思ったのか、それが気になりますが、結果は息子の一人負けでした。

そんなおとっつぁん、そしてその奥さんである、あーやんも亡くなって勝浦のお墓にいます。
現在、あの大きな民宿も荷主としての仕事ももうなく、親族は勝浦を離れてしまっています。
息子さんも亡くなっており、その奥さんとお話をしたのですが、なかなかお墓参りに行けていないということをさみしそうに言っていました。

動けないお墓は現代の生活、さらに未来の生活にはもう合わなくなってきているのだと思います。
残された遺族のために、彼らに負担をかけないように。

そのために引っ越し可能なお墓という考え方はいかがでしょうか?
私たち徳禅庵では何度でも引っ越し可能な、納骨堂転葬サービスを展開しております。

いつまでも続く家族の絆。絆ストリーム。

これを絶やさないために、これからの未来の子供達への負担を軽減することも私たちの役目なのでは?と思います。