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継ぐ?継がない?50代のお墓の悩みに直撃

コラム

若いあいだはあまり気にしないのですが、50代になってそろそろ気になるのがお墓問題。

日本は“家”単位でお墓になりますが、これが現代の生活とのズレを生じさせている原因なのかもしれません。

インターネット上で公開されている調査結果をみると83%の方が“自分が入ることができるお墓がある”と答えています。

お墓があるが、入りたいかは別問題。

特に結婚した奥さんの意見が大きく揺れているようです。

・義父母と一緒のお墓に入りたくない。

昔は家に嫁ぐという感覚が強かったのですが、核家族化が進み、義父母と過ごす時間も激減。

しっかりといた関係構築ができていない中、一緒に入りたくないというのもよくわかります。

・お墓の継承者がいない

お子さんがいない、娘さんだけなので嫁いだら継承してくれる人がいない。

私も娘が一人だけですので、同じ問題を抱えています。

・お墓が遠方で困る

都市化が進むにつれ、この問題は増えています。

生まれ育った地元のお墓は自分にとっては入りたいが、遠いのでお墓参りが大変。

子供達にとってはそれほど思い入れがない場所なので、子供達に迷惑をかけそう。

日本の古き良き伝統と生活様式の変化がうまくリンクせずに発生している問題ですね。

では諸外国のように個人単位のお墓にすべきか?というと私はそうは思いません。

あなたがいるのはご両親が存在していたから。そして育ててくれたから。

同じようにご両親のご両親、あなたにとっての祖父母に当たる方がいらっしゃったからご両親が存在しています。

脈々と受け継がれてきた“絆”があるからこそ、あなたは存在していますし、あなたが存在するからこそお子さんも存在できています。

家単位でおのお墓、そしてそこへのお墓参りというのは、この考えを再認識することができる大切なもの。

“自分一人だからなにしてもいいや!”

ではなく、受け継いできた絆を次の世代にしっかりと引き継ぐことで“日本人らしさ”が生まれてきたと私は思います。

ただ、従来のお墓は現代の生活様式に適していないのも確か。

そこで私たち徳禅庵は新しいお墓の形として、何度でも引っ越し可能な納骨堂、「納骨堂転葬サービス」をスタートさせました。

1000年、2000年と引き継がれてきた絆を絶やさず、次の世代に負担無くつないでくために。

ご遺族のみなさまの負担にならないように、大切なお墓の文化を残すという考え方。

1度ご検討されてみてはいかがでしょうか?

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