快適なお墓とは？お墓は誰のため？
先日、友人が撮影する映画の現場視察のために香川県に行ってきました。
高松空港から車で15分ほどの便利なところですが、眼前には田園風景。
植えたばかりといっていた稲も順調に生長し、青々と生い茂っています。
そんな美しい自然の中にある友人家族のお墓。
小高い丘の上にあり、田園風景、大きな池、そして遠くの山が望める環境は快適そのもの。
お墓の前でピクニックをしてもいいのでは？と思うくらいの爽快感がそこにはありました。
成田空港から飛行機で1時間ほどで高松空港に到着し、そこから車で移動してもすぐの場所なので、時間がある程度自由になる人であれば、お墓参りを言い訳にしつつリフレッシュができるのでは？と思いました。
最高。
もうその一言です。
私の友人も時間を自由に使える仕事ですので問題ありませんが、都市圏の会社に勤めている方の場合はそうもいきません。
最高のロケーションが最高のお墓。ということになるかどうかは、ご遺族の方達の生活環境次第です。
美しい田んぼや畑も継承者がいないところが増え、この美しい景色がいつまで続くのかがわからなくなってきました。
とてもさみしい状況ですが、社会の変革の中でなかなか止められない状況にあると思います。
それと供に問題となるのが先祖代々のお墓。
友人の実家は80歳近いおばあちゃん、おじいちゃんの二人暮らし。
一人息子はちょっと離れた香川県内の町に住み、一人しかいない孫は東京で暮らしています。
この場所を離れたことがないおじいちゃん、おばあちゃんは自分たちのお墓は先祖代々のお墓に、と決めていますが、それでもお墓のケアで息子や孫に迷惑をかけるのでは？と悩んでいました。
そんな話ができるぐらい、おじいちゃん、おばあちゃんと仲良くさせていただいている私から、お墓についての考え方を提案させていただきました。
お墓は誰のためにあるのか？
もちろん、お墓に入られる方にとっても最適なものをと思いますが、ご遺族の皆様にとっても最適なものを選ぶべきでは？と。
息子や孫に迷惑をかけたくないから、お墓は放置でいいよ、と言われても遺族は困ってしまいます。
放っておいてもらっても良いようにと合祀墓を検討されている方も多いのですが、これもご遺族にとってはお墓がなくなってしまうのと同じことなのかもしれません。
そう、お墓はあなたのためだけではなく、ご遺族の皆様にとっても大切なものなのです。
そしてご遺族のみなさまが送られている生活に寄り添うために、引っ越し可能な新しいお墓の形。
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